プレスリリース
2026/4/22 01:00
日本発アクセシブルツーリズム特化のサービス手配事業を行う株式会社ふらっとけあが、ENATにアソシエイトメンバーとして加入
欧州の先進的なアクセシブルツーリズムの知見とネットワークを取り入れ、日本における受入品質向上と旅行機会の創出を加速
株式会社ふらっとけあ(本社:神奈川県川崎市川崎区、代表取締役:鈴木颯斗、以下「当社」)は、2026年4月18日付で、ENAT(European Network for Accessible Tourism)のアソシエイトメンバーに加入したことをお知らせいたします。
当社は、日本初*のアクセシブルツーリズム専業の旅行サービス手配業者として、日本を含む世界中のお客様に対し、年齢、障がい、身体状況その他の理由によって旅行機会が狭められない社会の実現を目指して事業を展開しています。今回のENAT加入を通じて、欧州の先進的な実務知見と国際ネットワークを取り入れ、日本におけるアクセシブルな旅行の受入品質向上と、訪日旅行機会の創出を一層加速してまいります。
*自社調べによる
アクセシブルツーリズムとは
アクセシブルツーリズムとは、障がいの有無や年齢、身体状況にかかわらず、誰もが旅行しやすい環境を整えていく考え方と実践です。具体的には、移動、宿泊、観光体験、情報取得、予約や相談のしやすさまで含めて、旅行の一連の体験をアクセスしやすくしていく取り組みを指します。
UN Tourismは、アクセシブルツーリズムを、障害のある人が他の人と同等に、物理環境、交通、情報通信、公共施設・サービスにアクセスできるようにするための観光の枠組みとして整理しています。また、ENATも、アクセシブルツーリズムは障がいのある人だけでなく、高齢者、慢性的な健康課題を抱える人、妊娠中の人、小さな子ども連れの家族、一時的に移動や行動に制約のある人も含めた、幅広い旅行者に関わるものだと位置づけています。
アクセシブルツーリズム市場に当社が注力する背景
アクセシブルツーリズムは、特定の人だけのための限定的な市場ではありません。UN Tourismは、アクセシビリティを観光における重要な権利課題であると同時に、観光地や事業者にとっての事業機会でもあると位置づけています。また、世界保健機関(WHO)の2023年推計では、世界で約13億人、人口の約16%が有意な障害を経験しているとされています。さらに、旅行におけるアクセシビリティの必要性は、障がいのある方に限らず、高齢者、けがや病気を抱える方、ベビーカー利用者、同行する家族など広い層に関わるものです。
その中でも欧州は、アクセシブルツーリズムを福祉の補完領域ではなく、観光産業の競争力、品質、包摂性を高める成長分野として捉え、制度・ネットワーク・実務の各面で先行してきました。ENATは、こうした欧州のアクセシブルツーリズムを牽引してきた代表的な国際ネットワークであり、また、欧州委員会の障害者権利戦略2021-2030に基づく旗艦施策である AccessibleEU の実施コンソーシアムの一員でもあります。
当社は、この分野が今後の観光産業にとって極めて重要な成長領域であると考えています。日本においても、アクセシブルな宿泊、移動、観光体験、情報提供を一体として設計し、海外市場から見て「安心して相談できる」「手配しやすい」「説明責任が果たされている」と評価される受入基盤を整えることが、今後ますます重要になると見ています。
ENAT加入の目的
今回のENAT加入は、欧米が先行するアクセシブルツーリズムのネットワークに加入し、当社が日本におけるアクセシブルツーリズムの受入水準を国際的な視点で引き上げていくための基盤整備と位置づけています。
当社は今後、主に以下の取り組みを強化してまいります。
欧州の旅行会社・関係機関が求める情報粒度、配慮水準、安全性への期待に応えうる実務水準の把握と、日本国内オペレーションへの反映
宿泊、移動、観光体験、サポート体制に関する情報整備と品質向上
欧州を中心とする海外の旅行会社、団体、専門家とのネットワーク強化日本国内の観光事業者との連携を通じた、アクセシブルな訪日旅行商品の受入基盤整備日本におけるアクセシブルツーリズムの可能性と価値の発信
当社は、欧州の旅行会社や関係者に満足いただける水準のサービス設計と運用体制を整えることが、結果として日本の観光産業全体の信頼性向上と新たな需要創出につながると考えています。欧州で蓄積されてきた先進的な知見や実務水準を学び、それを日本の現場に適切に持ち込み、再現性ある形で根づかせていくことが、当社の重要な役割であると認識しています。
代表コメント
株式会社ふらっとけあ代表取締役 鈴木颯斗

「私たちは、日本を含む世界中のお客様に対して、旅行機会そのものを広げていきたいと考えています。アクセシブルツーリズムは、単に配慮が必要な方を支える取り組みではなく、これからの観光産業の成長と品質向上を支える重要な成長領域です。今回、ENATにアソシエイトメンバーとして加入したことで、欧州の先進的な知見、ネットワーク、実務水準に直接学べる環境が整いました。
当社は旅行業者ではなく、アクセシブルツーリズム領域におけるサービス提供業者・旅行サービス手配業者として、日本国内の宿泊、移動、観光体験、必要な支援体制をつなぎ、海外の旅行会社やお客様に安心して選んでいただける受入体制づくりを担っています。今後は、欧州の旅行会社の皆様にも信頼いただける水準を意識しながら、日本におけるアクセシブルな旅行の受入品質をさらに高め、より多くの方が日本を旅先として選べる環境づくりに貢献してまいります。」
今後の展望
当社は今後、ENATを通じた国際的な情報交換や関係構築を進めながら、日本のアクセシブルツーリズム領域におけるサービス品質と情報整備を継続的に強化してまいります。
また、海外の旅行会社や関係機関との連携を深めるとともに、日本国内の観光事業者、宿泊施設、交通事業者、地域関係者との協業を通じて、アクセシブルな訪日旅行の受入基盤を拡充していきます。当社は、旅行に制約を感じてきた方々に新たな選択肢を届けることと、日本の観光産業に新たな需要と価値を生み出すことの両立を目指してまいります。
ENATについて

ENAT(European Network for Accessible Tourism)は、アクセシブルツーリズムの推進を目的とする国際的な非営利ネットワークです。2006年に発足し、2008年にベルギーで非営利団体として登録されました。観光事業者、行政、研究機関、専門家、障害当事者団体など多様な主体が参画し、アクセシブルツーリズムに関する知見共有、国際連携、政策対話、実務交流を進めています。
公式サイト: https://www.accessibletourism.org/
株式会社ふらっとけあについて
株式会社ふらっとけあは、アクセシブルツーリズム領域におけるサービス提供業者・旅行サービス手配業者として、宿泊、移動、観光、必要な支援体制を含む旅行機会の創出に取り組んでいます。年齢や障がい、身体状況を理由に旅行を諦める人を減らし、日本を含む世界中の人々に、より開かれた旅行機会を届けることを目指しています。
なお、当社は旅行サービス手配業者であり、旅行契約は提携旅行業者と締結されます。
会社概要
会社名:株式会社ふらっとけあ
所在地:〒210-0834 神奈川県川崎市川崎区大島2-2-6
代表者:代表取締役 鈴木颯斗
設立:2025年10月28日
事業内容:バリアフリーのコンサルティング事業、バリアフリー旅行専用のサービス手配事業
許認可:神奈川県知事登録旅行サービス手配業第161号
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ふらっとけあ 広報担当
Email:[email protected]
参考出典
UN Tourism「Accessible Tourism」
UNWTO Recommendations on Accessible Tourism for All
WHO Fact Sheet「Disability and health」(2023年3月7日)
ENAT「Why ENAT?」「Mission Statement」「FAQ - Frequently Asked Questions」
European Commission AccessibleEU「About AccessibleEU」





