プレスリリース
2025/11/21 05:47
世界13億人市場の「ユニバーサルツーリズム」で日本の介護予防を推進。弊社CEOがユニバーサルツーリズム総合研究所研究員に就任
介護現場での実践的な知見と、ユニバーサルツーリズムの学術的な研究を融合させることで、日本の喫緊の課題である介護予防の推進に新たな視点から貢献
介護予防ベンチャーとして「老いを楽しめる文化を創る」をミッションに掲げる株式会社ふらっとけあ(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:鈴木颯斗)は、代表の鈴木がユニバーサルツーリズム総合研究所の研究員に就任したことをお知らせします。世界で約13億人が対象とされるユニバーサルツーリズムの知見を日本の介護予防分野に応用し、高齢者の外出機会創出を通じて、心身の健康維持と社会参加を促進する新たなモデルの構築を目指します。
株式会社ふらっとけあ CEO鈴木颯斗、ユニバーサルツーリズム総合研究所の研究員に就任
「老いを楽しめる文化を創る」というミッションのもと、高齢者のウェルビーイング向上に取り組む株式会社ふらっとけあCEO鈴木颯斗が、この度ユニバーサルツーリズム総合研究所の研究員に就任いたしました。介護現場での実践的な知見と、ユニバーサルツーリズムの学術的な研究を融合させることで、日本の喫緊の課題である介護予防の推進に新たな視点から貢献してまいります。
介護予防の鍵となる「外出機会」と、世界で標準化するユニバーサルツーリズムの潮流
介護予防において、社会との繋がりを保ち、心身の機能を維持するための「外出機会」は極めて重要な鍵となります。(出典①) しかし、心身の衰えや移動の不安から外出が減少し、孤立や機能低下の悪循環に陥る高齢者は少なくありません。(出典②)
この課題に対し、世界では「ユニバーサルツーリズム」という考え方がスタンダードになりつつあります。これは、年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが気兼ねなく参加できる旅行のあり方を示すもので、WHOの推計によれば、世界人口の約16%にあたる約13億人がその対象市場とされています。(出典③) カナダでは国の法律としてアクセシビリティが推進され、(出典④)EUではその経済効果が約7,860億ユーロに上るとの調査結果もあります。(出典⑤)日本でも観光庁が関連予算を大幅に増額するなど国策として推進が始まっており、介護予防と観光を繋ぐ重要な概念として注目されています。(出典⑥)
出典①:地域在宅高齢者の外出頻度別にみた身体・心理・社会的特徴
出典③:WHOのファクトシート「Disability and health(2023年)」
出典④:About the Accessible Canada Act
出典⑤:Economic Impact and Travel Patterns of Accessible Tourism in Europe_Full Report
出典⑥:ユニバーサルツーリズムの推進
ユニバーサルツーリズム総合研究所について

特定非営利活動法人ユニバーサルツーリズム総合研究所(UT総研)は、高齢者や障がい者が安心・安全・快適に外出や旅行を楽しめる社会の実現を目指し、ユニバーサルツーリズム/アクセシブル・ツーリズムに関する調査研究、行政・企業へのコンサルティング、研修・セミナー、バリアフリー状況の調査・提言等を行うNPO法人です。旅行介助人材の育成や機器導入支援、国内外の関連団体との連携を通じて、誰もが旅をあきらめない環境づくりと観光産業の活性化に取り組んでいます。
研究員就任の背景と今後の展望
今回の研究員就任は、当社が行う介護予防事業を通じた現場の知見と、ユニバーサルツーリズムが持つ社会的な可能性を結びつけることを目的としています。高齢者が旅を諦める背景には、物理的なバリアだけでなく、心理的な不安や情報の不足といった多様な要因が存在します。これらの課題を研究し、介護と観光、双方の視点から解決策を模索することで、より実効性の高い介護予防モデルを構築できると考えています。今後は研究員として、日本国内におけるユニバーサルツーリズムの普及啓発活動をはじめ、介護事業者と観光事業者の連携促進、そして日本の実情に即した新たな旅行商品の開発支援などを通じて、高齢者が安心して旅に出られる社会基盤の整備に貢献してまいります。
株式会社ふらっとけあ CEO 鈴木 颯斗のコメント

私が介護の現場で見てきたのは、多くの可能性を秘めながらも、社会との接点を失い、外出を諦めてしまっている高齢者の姿でした。「もう一度、思い出の場所へ行きたい」「孫と旅行がしたい」。そんなささやかな願いすら、いつしか口に出せなくなってしまう現実があります。しかし、旅は人に生きる活力を与えます。計画を立てるワクワク感、旅先での新たな出会いや発見は、心と身体を確実に元気にします。この度の研究員就任を機に、個別の支援に留まらず、誰もが当たり前に旅を計画し、楽しめる社会の仕組みづくりに貢献したいと考えています。介護の視点からユニバーサルツーリズムの価値を問い直し、すべての人が老いを楽しめる文化の創造に向けて、全力で取り組んでまいります。
特定非営利活動法人ユニバーサルツーリズム総合研究所理事長・代表研究員 長橋正巳氏

誰もが旅をあきらめない社会を目指して
かつて、 バリアフリーツアーに取り組んでいた当時から、 要介護高齢者や肢体不自由な方、 視覚障害の方等が行ってみたいという所にどこへでもご案内をしてまいりました。国内はもちろん遠くへは南アフリカやペルーのマチュピチュなど世界中にです。 そのような取り組みにおいて、 旅をあきらめない、 夢をあきらめない障害当事者に感動し、旅で元気になっていく高齢者の姿に多くの勇気をいただきました。
ハワイで金婚式を挙げたご夫婦は、ご主人が脳梗塞で右片麻痺、歩行ができない車いすでの生活でした。ハワイの旅を目標に 1 年間かけたリハビリの結果、ご主人はバウリニューアル(再度の愛を教会で誓うセレモニー) で20mのバージンロードを車いすを降りて、 歩き切りました。 まさに旅の力が奇跡を起こした瞬間です。日常生活の向こうにある非日常と出会う旅は人に多くの希望と勇気を与えてくれます。高齢者にとっての、この非日常との出会いが QOL の向上につながります。
この度特定非営利活動法人ユニバーサルツーリズム総合研究所に鈴木颯斗研究員を迎えることができました。ユニバーサルツーリズムの推進にはまだまだ課題が山積しています。彼の熱意とパワーが障害の有無にかかわらず誰もが旅を楽しめる社会の実現に向けた大きな戦力アップとなることを確信しています。
株式会社ふらっとけあ

法人名:株式会社ふらっとけあ
所在地:〒210-0834 神奈川県川崎市川崎区大島2-2-6
代表者:代表取締役 鈴木 颯斗
設立:2025年10月28日
事業内容:福祉領域におけるウェルビーイング向上事業
会社説明:「老いを楽しめる文化を創る」というミッションのもと、寝たきり期間の長期化や家族介護の負担増などの社会課題に向き合う介護予防ベンチャーです。ユニバーサルツーリズム事業「フラットトラベル」を起点に、高齢者と社会との接点を増やし、日常に起伏と刺激が生まれ続ける仕組みづくりに取り組んでいます。
NPO法人ユニバーサルツーリズム総合研究所

法人名:NPO法人ユニバーサルツーリズム総合研究所
所在地:東京都豊島区東池袋三丁目8番5号-1006
代表者:理事長 長橋 正巳
設立:2021年10月20日
事業内容:
高齢者・障がい者が安心、安全で快適に外出や旅行を楽しめる環境づくり
高齢者・障がい者の旅の相談とプランニング
ユニバーサルツーリズムの情報支援
会社説明:
我が国の障がい者に対する施策は障害者差別解消法や改正バリアフリー法等により差別禁止、合理的配慮の提供や移動等の円滑化が図られてきました。また、オリンピック・パラリンピックの開催を契機に、多様性がある方々の受け入れ環境整備が進められてきました。しかしながら、観光関連業界にユニバーサルツーリズム、アクセシブル・ツーリズムが浸透しているとは限らず、高齢者・障がい者が安心・安全で快適に外出や旅ができる観光地ばかりではありません。
少子高齢化や感染症等により減少が予想される観光関連産業の市場維持は業界全体の大きな課題です。国土交通省の「車いす、足腰が不安なシニア層の国内宿泊旅行拡大に関する調査研究」によりますと一人当たり年間平均国内宿泊旅行回数は60歳代の1.41回から70歳以降になると年1.0回に急減しています。加齢による身体的な衰えが大きな原因です。障がいや不安により旅をあきらめる高齢者が増え、少子化と相まって観光産業市場は縮小していきます。
ユニバーサルツーリズム、アクセシブル・ツーリズムが行政機関や観光関連業に浸透することで高齢者・障がい者の外出、旅先での受け入れ整備が進めば、観光産業縮小化の課題解決となり、高齢者・障がい者が旅で元気になる豊かな暮らしにも貢献します。ユニバーサルツーリズムの調査・研究、推進事業を行い誰もが旅を諦めない社会を目指して法人を設立しました。皆様のご理解と幅広いご支援をお願いいたします。

















